不動産雑学 - Real Estate Facts » 火災保険•インシュランスのお話(テナント編)

exterior3Q1. UTC地区にある一軒家を借りることに決め、先週その家主とリース契約を結びました。その際、契約書と別に一枚の同意書にサインを求められました。その同意書には、事故や故障、火災、盗難などの際、家主(Landlord)は、賃貸人(Tenant)の個人の持ち物や財産(Personal Property)に関して一切その責任を追わないという内容が書かれてありました。

家主の説明によると、その家にかけてある保険は、家主用住宅保険(Landlord Insurance Policy)で、賃貸人の個人財産はその保険ではカバーされないので、心配であれば私が保険に入るようにとの事です。

そこで質問なのですが、漏電などによる火災が起きた場合、家主に対してその損害賠償を請求することはできないのでしょうか? 又、賃貸人が加入できる保険にはどのようなものがあるのでしょうか?

A1. カリフォルニア州の不動産協会の賃貸契約書(Lease Agreement)の中に、災害保険に関する事項が明記してあります。

INSURANCE Tenant’s or guest’s personal property and vehicles are not insured by Landlord, property manager or, if applicable, HOA, against loss or damage due to fire, theft, vandalism, rain, water, criminal or negligent acts of others, or any other cause. Tenant is advised to carry Tenant’s own insurance(Renter’s Insurance) to protect Tenant from any such loss or damage. Tenant shall comply with any requirement imposed on Tenant by Landlord’s insurer to avoid:  (1) an increase in Landlord’s insurance premium (or Tenant shall pay for the increase in premium); or (2)loss of insurance.

要約すると、テナントもしくはテナントのゲスト、訪問者の個人財産および車などは、大家、管理会社、協同組合では一切責任は負わない。これには、火災、盗難、破損、雨、洪水、水害、犯罪、過失、不注意など、どのような原因も含まれています。テナントは、このような災害からの損害から守られるためにテナントの災害保険(Renter’s Insurance)に入るようにアドバイスを受けています。テナントは、大家の保険会社から要求があった場合、その不動産の住人としてその要求に従う義務、責任があります。この場合の例としては、通路や出入り口に置いてあるボックスやその他の荷物などは、火災など非常時に大事な通路をふさぐ原因となります。こういった保険会社の要求を無視すると、(1) 大家の災害保険費用の増加 (2) 災害保険のキャンセルなどが起きかねません。


Q2. そうなると、借りている家が雨漏りをして私の家具をダメにしても、何の損害も問うことができないのでしょうか?

A2. 一概に100%無理とは言えませんが、プラミングの水漏れなど、前から修理が必要だと分かっていて、大家が修理を怠っていた場合は、賠償責任を問うことができるかもしれません。逆に言えば、テナント側にも同じように義務があり、修理の必要な水漏れを大家に知らせずに、それが原因で家中を水浸しになれば、大家から損害賠償の責任を問われかねません。私の知っているケースでは、テナントが日本へ3週間出かけていてその間に洗濯機のホースから水漏れがあり、コンドミニアムのユニット内だけでなく隣のユニットまで浸水してしまい、その損害賠償はかなりな額となり、結局洗濯機の持ち主であり、バケーションに出かける前に、蛇口を閉めなかったテナントの責任となりました。


Q3. 私は今まで洗濯機の蛇口は閉めるなんて考えたことがありませんが、これからは気をつけようと思います。そういったもしもの時の為に、テナントとして入る保険について教えてください。

A3. Renter’s Insurance Policyと呼ばれる賃借人のための保険は、費用は余りかからず年間$200前後で加入できるでしょう。コンドミニアムは隣、上、下とユニットが繋がっているため、火災や水漏れなどの事故のよる損害はダブルにもトリプルにもなる可能性があるとすれば、賠償責任額は相当なものになりえます。この保険の目的は、個人財残を守るのではなく、事故、傷害、損害が起きたときの賠償責任の保険として考えてください。