不動産売却 - Sell » 買い替えに関して知っておきたい条件(売却)

買い替えの際の売却条件について解説します。
売却条件を知っておくと、売主と買主、どちらの立場になっても、交渉を優位に進めやすくなります。自分の希望条件を明確に提示して仮契約成立に臨みましょう。

条件付売却 Seller to find a suitable housing
前号でも少し触れましたが、家を売る仮契約をした後、一定期間内に売主が気に入った物件を見つけられなかった場合は契約をキャンセルすることができます。売主側にとって安全で有利な条件です。一方、この条件がある限りは不確かな仮契約であると考えられ、期間を長く設定するほど買主が途中で契約をキャンセルする可能性が高くなりますのでご注意ください。
 
売却した家に滞在 Seller to rent back
家を売却し、売却の仮契約期間中(約30 日)に新しい物件を見つけて、購入の仮契約を結ぶという2 つの契約を同時進行させる場合、売主には2つの契約の時期が重なり、その間、どこに居住するかが問題になります。
通常の契約書には、売主は正式契約成立と同時に家の鍵を渡すことが基本と記載されています。ただ、住み替え先の新たな購入物件が空き家であっても、法律上の諸問題から契約成立前の入居が認められないケースが多くあるため、購入する家の正式契約が成立するまで売却した家に住み続けられる条件は、とても役に立つと思います。
この場合、売主はもとの家に賃借人として住むことになり、家賃を払う義務があります。金額は通常、買主の実際のコスト(元金と月々のローン支払額、固定資産税、火災保険料、HOA 管理費など)を基に日割り計算されます。なお、買主の融資会社が承認する売主のレントバック期間は最高30日間までと決められています。

物件調査期間の短縮 Inspection Period
一般に、売却物件の物件調査期間を短くすると、契約成立の確実性を高めることができます。売却契約が成立する可能性が高い方が、新たに購入する物件に対してより良い条件を提示しやすくなります。

(ライトハウス2017年3月1日号「不動産マメ知識」コラム掲載)